暑い日も湯冷め注意!おふろ上がりの冷え対策

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湯冷め=寒い日に起きると思っている方、実は湯冷めは、暑い日でも起きます。今回のコラムでは、湯冷めする原因を説明するとともに、湯冷め対策としての入浴方法をご紹介します。

湯冷めする原因とは?

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「湯冷め」とは、上がり過ぎた体温を調整しようと発汗したり、血管を広げたりする際に体温を下げ過ぎてしまって起きる現象。例えば、入浴すると人間の体温は通常より上昇しますが、これは私たちの身体に温度受容体というシステムが備わっているから。体温の上昇に反応して、脳に指令を送るという役割を果たしています。湯冷めは、入浴でしっかり温まったにも関わらず、室内の温度が寒い、または身体に残った水分をタオルで拭き取れていないといったことから身体の体温が下がってしまう状態なのです。

湯冷め対策にオススメの入浴法は?

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入浴前・入浴中・入浴後にできる湯冷め対策をまとめてみました。ぜひ参考にしてください。

入浴前に脱衣所・浴室を温める

脱衣所や浴室の室温が寒いと、おふろ上がりに身体が一気に冷えてしまいます。特に夏シーズンはエアコンを効かせて室内を涼しくしている家庭も多いはず。クーラーや扇風機の風が入り込んでこないよう工夫しましょう。

10〜15分の全身浴とマッサージ

普段の入浴が15分以上の長風呂になっている方は要注意。入浴の基本は、38〜41℃くらいの湯温で10〜15分くらい浸かるのが良いと考えられています。とはいえ、日によって体調が違いますので、「出たい」と思った時に湯船から出ることを優先してください。また、入浴中にマッサージを行うと血流促進につながります。冷え予防にもなりますので、ぜひ行いましょう。ノーリツが発信している「おふろのじかん」では、入浴中にできる全身エクササイズ「おふろワクワークアウト」を動画で発信していますので、こちらもぜひチェックしてくださいね。

手足に冷水をかけて浴室から出る

入浴中は一気に体温が上昇します。浴室から出る前に手足に冷水をかけることで、毛細血管がきゅっと引き締まり、熱の放散を防ぐ効果が期待できます。

汗を拭きとり早めに髪を乾かす

おふろ上がりは、汗や水分を吸収してくれるバスローブの着用がおすすめ。効率よく体温を落ち着かせることができます。もちろん、パジャマやルームウェアを着ることに問題はありませんが、暑い日の入浴後は汗で濡れて身体を冷やしてしまう可能性も。バスローブをお持ちの方はぜひ着用をおすすめします。バスローブがない場合は、しっかり拭き取ってから服を着ること。髪も濡れた状態が続くと身体の熱を奪ってしまいます。タオルドライをしてからドライヤーで乾かしてください。

  • 温まりかたや体感などには個人差があります。
  • 体感や体調にあわせて、入浴時間・ふろ設定温度・ふろ湯量を調節して、無理なくお楽しみください。

参考

湯冷めしないひと工夫☆|医療法人 好友会 ひらたクリニック|古市駅、羽曳野市の消化器内科・内視鏡内科・内科

おふろのじかん

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