平熱が低い!体温が低い人に多い症状とは?今すぐ取り入れたい生活習慣もチェック

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「平熱が35度台」「いつも手足が冷えている」という状態が続いていると、日常生活にさまざまな不調として出てくることも。なんとなく体調がすぐれない…その原因、実は「体温」にあるかもしれません。このコラムでは、低体温の人に見られる症状や原因を解説しながら、今日からできる生活習慣や温活のヒントをご紹介します。

体温が低い人に見られやすい症状とは?

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「体温が低い状態」が続くと、身体の機能がうまく働かず、疲れやすさや免疫力の低下など、さまざまな影響が出る可能性があるとされています。明確な基準はないものの、一般的には36.0度を下回る状態が慢性的に続く場合が「体温が低い」と言われる状態。血行が滞りやすくなる、自律神経のバランスが崩れやすくなることで、以下のような不調を感じる方もいます。

  • 手足の冷えが慢性的に続く
  • 朝起きるのがつらく、なかなかエンジンがかからない
  • 頭痛や肩こり、腰痛を感じやすい
  • お腹を下しやすい、または便秘がち
  • なんとなく疲れが取れにくい

いずれも、日常生活でよくある「ちょっとした不調」のように感じますが、もしこれらが慢性的に続くようであれば、身体の内側に目を向けてみることも必要です。

今すぐできる!体温を意識した生活習慣

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低体温にアプローチするには、「身体を冷やさない・温める」意識を持つことが第一歩です。ここでは、日常に取り入れやすい習慣をご紹介します。

1. 毎日の食事に「温」を取り入れる

冷たい飲み物やサラダなどを好んで口にしていると内臓を冷やしてしまう可能性があります。スープや煮込み料理、温かいお茶など、身体の内側から温める食材や調理法を意識しましょう。生姜やニンニクなど、温活食材も上手に取り入れるのがおすすめです。

2. おふろで深部から温める

シャワーだけで済ませがちな方は、湯船に浸かる習慣を復活。38〜41℃の湯に10〜15分程度ゆっくり浸かると、ぽかぽか温まり、血行も促進されます。

3. ながら運動で筋肉量アップ

いきなりハードな運動を始める必要はありません。通勤時に階段を使ったり、デスクワークの合間にストレッチを取り入れるなど、「ながら運動」から始めてみましょう。筋肉量を少しずつ増やすことは、基礎代謝や体温の向上にもつながると言われています。

4. 規則正しい生活を意識する

起床・就寝時間をなるべく一定に保ち、食事や休息もリズムよく取ることを心がけましょう。特に、睡眠は自律神経の安定に直結する大切な時間。質のよい眠りは、心身の回復と体温調整機能の安定に役立つと考えられています。

低体温の改善を目指すためには、日々の小さな習慣の積み重ねで、身体のリズムを整えることが大切です。「最近、なんだか元気が出ないな」「冷えがつらい」と感じたら、自分をいたわるきっかけと考えて、少しずつできることから始めてみてください。

  • 温まりかたや体感などには個人差があります。
  • 体感や体調にあわせて、入浴時間・ふろ設定温度・ふろ湯量を調節して、無理なくお楽しみください。

参考

低体温症は食欲不振や疲れやすさの原因にも 湧永製薬株式会社

手足の冷え(冷え症)の症状・原因|くすりと健康の情報局

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