「舌」で健康診断!むくみや冷えを簡単セルフチェック

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声を発生するほか、味覚や知覚を感じる大切な役割を持つ「舌」。実はこの舌で、健康状態について簡単にセルフチェックできるのをご存知でしょうか。体の不調サインは、子育てや仕事が忙しいと意外に気づかないものです。このコラムでは舌の状態からわかる健康チェックの判断ポイントと、体の不調をやわらげる対策をご紹介します。舌の色や状態を見るだけなので、忙しい方にもおすすめです。

舌で健康チェック!どこを見ればいい?

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健康チェックのポイントは、「舌」と「苔」それぞれの色と形です。とりわけ舌の上に溜まりやすい「舌苔(ぜったい)」の量は、健康のバロメータともいえる場所。病気ではありませんが、舌苔は身体のむくみや口臭、味覚への影響、口内の機能低下といった健康に影響を与えることがあります。ぜひ参考にしてください。

舌・苔の「色」

舌の色は、身体の温度を探ることができ、ピンク色が健康な舌の色といわれています。舌の色が白っぽい、または白味が強い場合は「寒さ」を表し、赤みが強いほど身体に熱がこもっている「暑さ」の状態を表します。

舌・苔の「形」

舌の形は、身体のむくみに関係する水分量を表すとされています。舌や苔が痩せて薄い状態であれば、水分が足りていないかもしれません。逆に舌が肥大化し、歯形のようなギザギザした跡がある場合は、長期的に水分が溜まっている可能性も考えられます。

タイプ別でチェック!簡単対策

舌や苔をセルフチェックする際、もう少し細かく見ることで身体の不調が判断できます。ご自身の舌と照らし合わせながら、チェックしてみましょう。

色が淡く、ギザギザの歯型がつきやすい

このタイプの舌は、水分を抱え込み、めぐりが悪い状態と推測できます。寒さを感じやすく冷え性の方に多く見られます。なるべく身体を冷やさないよう冷たいものを避け、温かい飲み物や食べ物を積極的に摂ることが大切です。

舌苔が少なく、赤みが強い

舌苔が少なく、赤みが強い舌は、水分が不足している状態。これが続くと、舌にひび割れたようなシワができることもあります。水分をこまめに摂ることはもちろん、ビタミンやミネラルといった栄養素も食事から積極的に摂ることをおすすめします。

舌の色が紫色

舌の色がピンクではなく紫色の場合、血液のめぐりが良くない可能性があります。血行不良の状態とも推測でき、肉ばかり食べるなど偏った食生活からコレステロールの影響を受けている可能性が考えられます。この場合、油っこい食事や肉を控え、山芋・ジャガイモ・里芋・納豆・ナメコなどネバネバ系の食材を積極的に摂ることがおすすめです。入浴など、身体を温める習慣を取り入れると血行促進にもつながります。

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舌の状態を見る。たったこれだけで簡単な健康チェックができるというのは、忙しい毎日でも続けやすいかと思います。「調子が悪いかも?」と感じた時、調子が悪い原因が少しでもわかると安心するというもの。すきま時間にできる舌のセルフチェックで、日々の健康管理に役立てください。

  • 記載した内容の効果は、個人差があり、記事の内容を保証するものではありません。
  • ご自身の体調にあわせて、無理のない範囲でお楽しみください。

参考

日本食料新聞: https://news.nissyoku.co.jp/hyakusai/hgs-75-0002

楽しむ・学ぶ: https://www.yomeishu.co.jp/health/3917/

PHILIPS: https://www.philips.co.jp/a-w/about/news/archive/standard/about/blogs/healthcare/vol01-tongue-care-check.html

なごみ小児科クリニック: https://www.nagomi-kids-dental.com/blog/2021/01/19/learn-about-tongue-coating/

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