腸活や免疫力の向上におすすめ!消化されないたんぱく質「レジスタントプロテイン」って?

thumbnail

腸内環境を整えたり、コレステロール値を下げたり、免疫力アップが期待できる難解性たんぱく質「レジスタントプロテイン」が、健康志向な方に近年注目されています。普通のたんぱく質とどう違うのか、効能効果とともにご紹介します。

レジスタントプロテインとは?

img01

レジスタントプロテインとは、難解性たんぱく質を指します。通常のたんぱく質は、胃で分解されてペプチドやアミノ酸になりますが、レジスタントプロテインは胃で分解されず、小腸に届くことで、健康維持に関わるさまざまな効果を発揮することがわかっています。

レジスタントプロテインの健康効果は?

レジスタントプロテインには、身体にメリットをもたらすさまざまな効果効能があります。摂取することで期待できる健康効果をまとめてみました。

コレステロール値を下げる

レジスタントプロテインは、脂質や油を包み込み体外に排出する働きがあります。その結果、コレステロール値の低下に期待ができるため、コレステロール値や肥満が気になる方におすすめとされています。

腸内環境を整える

食物繊維と同様、食べたものがそのまま体外に排出される整腸作用が期待できるのもレジスタントプロテインの健康効果。腸内環境が整うことで、便秘や下痢といった腸内トラブルの予防や対策にも注目されています。

免疫力を上げる

大学と大手食品メーカーの共同研究では、凍り豆腐(高野豆腐)に含まれているレジスタントプロテインによってインターフェロンガンマ(IFN-γ)が多く作られることがわかったという報告もあります。インターフェロンガンマは、抗ウイルス作用が期待されている免疫に関わる物質。免疫力の向上を目指す方におすすめです。

レジスタントプロテインが含まれる食品は?

img02

では、どのような食材にレジスタントプロテインが多く含まれているのでしょうか。スーパーやコンビニなど身近なところで購入できる食品が、米や大豆製品(豆腐、豆乳、納豆、味噌など)、そば、酒粕などです。なかでも高野豆腐は、レジスタントプロテインを非常に多く含む健康商品として認知されるようになっています。

この高野豆腐にレジスタントプロテインが多く含まれている理由には「作り方」が関係しているといわれています。高野豆腐を作る際、豆腐を圧縮する過程でたんぱく質同士の結びつきが強くなり、レジスタントプロテインが精製されることがわかっています。さらにゆっくり凍結して、低温で熟成させるという工程が、より多くのレジスタントプロテインが作られることも明らかになっています。

レジスタントプロテインで腸内温活

img03

健康効果が期待できるレジスタントプロテインは、温活を進める上でも大切な食材です。最近では、いきいきとした元気な身体を維持するために、さまざまな不調を取り除く方法が世間でも話題となっています。そのなかには腸活と温活をふたつの要素を併せ持った「腸温活」という考え方があり、レジスタントプロテインはまさに腸内の温活効果を高める可能性も持ち合わせています。

腸の調子を整え、身体を温めることで身体の不調を解消する「腸温活」は、ご紹介したレジスタントプロテインを含む食材と相性抜群。レジスタントプロテインが多く含まれている食品を摂取しながら身体を温めて、より健康的な身体づくりに役立ててくださいね。

  • 記載した内容の効果は、個人差があり、記事の内容を保証するものではありません。
  • ご自身の体調にあわせて、無理のない範囲でお楽しみください。

参考

マルコメ: https://www.marukome.co.jp/rd/result02/

月桂冠: https://www.gekkeikan.co.jp/RD/sake/sake13/

旭松: https://www.asahimatsu.co.jp/release/menneki.html

サーモフィッシャー: https://www.thermofisher.com/jp/ja/home/life-science/cell-analysis/cell-analysis-learning-center/immunology-at-work/interferons-overview.html

おふろのじかん

日々の暮しのルーティンに、誰もが当たり前に組み込んでいるおふろの時間。
毎日のことだからこそ、向き合ってみませんか?
おふろをもっと楽しく。おふろでもっと健康に。
そんな時間をあなたにお届けします。