入浴中に地震が起きたらどうする?慌てないための注意ポイント

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入浴している最中、もし地震が起きたらどうしますか?おふろの中で髪や身体を洗っている時に災害が発生すると焦ってしまうところですが、緊急時の対応が前以て理解できているだけでも心強いものです。このコラムでは、入浴中に地震が起きた際のポイントについてご紹介します。

地震が発生時の対応

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地震が発生したら、まずは自分の身を守ることが第一優先です。大きな揺れを感じたら、下記のような行動を意識してみてください。

身の安全を守る

大きな地震が発生した場合、鏡や窓ガラスが割れたり、置き棚からモノが落下したりとケガをする可能性があります。できるだけ姿勢を低くして、ふろ桶やイス、浴槽のフタなどで頭を守りましょう。

出入り口を開ける

大きな地震が起きた場合、地震の揺れによる歪みでドアが開けられなくなることがあります。閉じこめられてしまわないよう、おふろ場の出入り口を開けて、避難経路を確保してください。

揺れがおさまった後の対応

揺れがおさまった後の行動も大切です。落ち着いて冷静に行動するのがポイントです。

周囲の安全を確認する

地震の大きさにもよりますが、揺れが激しいと落下物や割れたガラスの破片が飛び散っている可能性があります。素足で踏めばケガにつながりますので、足元を中心に危険がないか安全の確認をしましょう。

ガスのスイッチを消して避難

ガスを使っている最中に地震が発生した場合は、まず安全確保が最優先。ノーリツのガス給湯器の場合、震度5相当以上の揺れを感知すると安全のためガスメーターが作動します。揺れが落ち着いたら火事など二次災害が起きないよう、蛇口(水栓)、ガスコンロのガス栓を閉め、給湯機器のリモコンスイッチを切ります。ただし、ガス漏れに気づいた場合は、すぐに窓を開けて避難すること。エラー表示やガス漏れが起きていることをガス会社に連絡しましょう。

地震が収まり、特に大きな危険性がないと判断できた場合は、給湯機器にエラー表示が出てないかどうかチェック。揺れが大きく激しい時は、とにかく身を守ることを最優先に考えてくださいね。

いざという時のためにできること

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頭でシミュレーションをしても、いざ入浴中に地震が起きるとパニックになることも珍しくありません。何が起きても対応できるよう、近くにあると便利なアイテムをまとめてみました。

バスローブなど羽織もの

タオルやパジャマなどをおふろ場に置かれている方は多いと思いますが、いざとなった時に便利なのがバスローブなどサッと羽織れるアイテム。時間をかけずに着用できるものが1点あるだけでも安心です。

携帯・スマートフォン

万が一、おふろ場の周辺から身動きが取れない状況となった緊急の場合、携帯やスマホで助けを呼ぶことができます。

スリッパなどの履物

落下物やガラスの破片でケガをしないよう、スリッパなどの履物が近くにあると速やかに避難ができます。

災害用バッグ

災害時、パッと持って出られる災害用バッグも分かりやすい場所に置いておきましょう。できれば防水性のあるバッグだと濡れた手で触れたり、雨の日だったりしても安心です。

いつ、どこで起きるか分からない地震による災害。おふろに入っている時に起きたとしても、慌てずに行動することが大切です。地震発生時の行動や必要なものを日頃から備えておくと気持ちの面でも違いますので、この機会にぜひ意識してみてはいかがでしょうか。

  • 温まりかたや体感などには個人差があります。
  • 体感や体調にあわせて、入浴時間・ふろ設定温度・ふろ湯量を調節して、無理なくお楽しみください。
  • ノーリツ製システムバスをご使用のお客さまは下記サイトに記載しております。お手入れ方法をご確認ください。https://www.noritz.co.jp/aftersupport/maintenance/bathroom01.html

参考

板橋区立 男女平等推進センター: https://www.city.itabashi.tokyo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/002/321/attach_68432_2.pdf

消防庁: https://www.fdma.go.jp/relocation/bousai_manual/occ/occurrence113.html

CASAMiA for おうち女子: https://casamia.trust5.co.jp/blog/post_31038/

NORITZ: https://www.noritz.co.jp/aftersupport/disaster/jishin.html

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