暑い日の夜は就寝中の脱水症状に注意!睡眠中の熱中症対策

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夏本番を迎えて熱中症が気になる季節。外出の際は、水分補給をしたり冷感グッズを使ったりと、少しでも快適に過ごせるようにと対策される方も多いかと思います。ですが、熱中症対策は日が沈み気温が下がる夜も必要です。このコラムでは、暑い日に起こりがちな就寝時の脱水症状や、睡眠中の熱中症対策をご紹介します。

油断しないで!就寝時も熱中症にご用心

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熱中症の要因には「気温が高い」「湿度が高い」「風が少ない」などが挙げられます。不快な気分・だるさ・めまい・立ちくらみ・筋肉痛・こむら返り・手足のしびれといった初期症状から熱中症と判断する方も多いでしょう。ところが、寝ている間は起きている時に比べてそれらの症状を自覚しにくい状況となります。そのため、睡眠中の熱中症は重症化しやすいといわれているのです。

夜は気温が下がるので熱中症になりにくいイメージをもたれますが、日中の間に蓄えられた熱が放射熱となって夜間の室温を高くしてしまうため油断は禁物。窓を閉め、風が入らないようにしていると、さらに熱中症のリスクが上がる可能性があります。

睡眠中の熱中症対策

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スポーツをして汗を掻くことは予想できますが、実は睡眠中も汗が蒸発しています。そのため寝ている間に自覚がないまま熱中症になる可能性があるのです。ここでは、就寝前と就寝中の熱中症対策をまとめてみました。

就寝前の水分補給

寝る前にコップ1杯の水を飲むと脱水症状の予防とともに、就寝中の熱中症対策になります。水分を摂ると夜中のトイレが気になる場合は、水で作った水ゼリーもおすすめ。利尿作用があるコーヒーや緑茶、アルコール類は、脱水症状につながる恐れがあるので控えましょう。

就寝時の環境を見直す

寝室が暑いと感じたら、エアコンをつけましょう。その際は扇風機を併用し、エアコンの風が対流するように工夫すると風の循環が良くなります。敷パッドやタオルケットなど、クールダウン効果が高い寝具を使うのもおすすめです。

就寝時の熱中症は症状が自覚しにくいものの予防することは可能です。暑い夏を快適に乗り越えるためにも、夜もしっかり熱中症対策を行い、良質な睡眠を心掛けてください。

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  • おふろのあたたまりかたや体感などには個人差があります。
  • 体感や体調にあわせて、入浴時間・ふろ設定温度・ふろ湯量を調節して、無理なくお楽しみください。

参考

夜こそ気をつけたい!「睡眠中の熱中症」とその対策 - 眠り - 西川

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